De Blog in MITO iPodな日々

水戸で日々アパート・マンション・戸建・駐車場などの管理や修理をしています。しんどいこともありますがiPodで大好きな音楽を聞きながらの修理は、きままで楽しいです。
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交響曲第一番を擁護する
佐村河内守のゴーストライターが実名で現れましたが、例えれば有名になった息子に実の親が名乗りをあげたということ。そして、デビューのインパクトとして架空の壮絶な過去をくっつけて話題作りをしたということ。かのベートーヴェンの父親も息子をモーツァルトのような天才にしたてあげるべく年齢をごまかして御前演奏をさせたそうですし。息子は金に目がくらんだ親の思惑以上に天才だったということ。息子である交響曲第一番は通常なら、これだけの話題にならなかったと思います。この時代にはっきりした調性をもったスタイルのいわば時代錯誤な音楽(ネオロマン主義ということもできますが)としては、こういう ハッタリのようなデビューでしか登場できなかったかも知れません。しかし、世に出た息子にはもうハッタリも経歴も必要はないのです。まっすぐ歩いてゆけばいいのです。世の中にはふたつの音楽があるだけです。ひとつは良い音楽、もうひとつは悪い音楽です。間違えては困るのが、古めかしい音楽と新しい音楽という分類じゃないということ。私は、この交響曲は人がなんと言おうとよい曲だと思います。古今東西多くの作曲家が交響曲を発表していますが、好みの問題があるとしても最後まで通して聴けるだけでも見事だと思います。この程度の曲なら音楽大学で勉強していたら誰でも書けると新垣さんはおっしゃいましたがなかなか書けないでしょう。新垣さん自身現代音楽の作曲家ですから調性のはっきりした音楽は片手間に作られたということですが過去の名曲にも作曲家の自信作は評価されなかったのに思い入れのない作品が名曲として残ってしまうケースがあったと思います。18万枚売れたのはたしかに佐村河内氏のプロデュースというか、演技にたいしてクラシック音楽などほとんど聞いたことのない人々が衝動買いしたのが原因です。もしかすると、買ってはみたがやはり長すぎるとか、退屈とかで全曲通して聴いた人がどれほどいるのか。ほとんどいないのではないでしょうか。もしかするとベートーヴェンの第5番ですら全曲通して聴いたことなどない人々かもしれません。そういう人がこういう結果になってそれほどの曲じゃないのに、とかいうのを聞くのも腹立たしいです。また、現代音楽の専門家というか、アカデミックな人々はけしてこの類の音楽を認めようとはしない。そういう両極端な人々のなかで、善良な魂を持った音楽家が一番うらぎられたというさびしい事件です。佐村河内氏が現れた時、私は昔自分が抱いていた夢を見事に実現し多くの聴衆の喝さいを浴びるこの男にいろいろな感情(嫉妬?憧れ?尊敬?親愛?)を抱きました。それがまさかこんな茶番劇で終わるとは。そして、新垣さんの佐村河内と正反対のなんともいえない善良というか存在感の薄いキャラクターに言葉を失いました。おそらく交響曲第一番はこの2人の出会いなくしては生まれなかった不思議な交響曲です。最後にタイトルのHIROSHIMAですが、第一楽章で出てくる悲劇的なニ短調の主題を聴くと不思議に原爆投下後のきのこ雲の映像が思い起こされるのですが、私自身もまだ騙されている一人なのでしょうか。
| youdaichi754 | 交響曲 | 11:51 | comments(0) | trackbacks(0) |









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